ペンの話からやけに哲学的になってしまいました。

そろそろ、今年度も終わりを告げようとしており、自分なりの結論を出さなければ、と思った次第です。

私が、ペンにハマったのは、 昨年7月にパーカー ソネットを購入したのが、最初でした。

元々、文具には興味があったのですが、1000円する文具に躊躇するくらいの小心者で、日本の安価で高品質の文具に満足しておりました。

まだ、自分、37ではありますが、少し前から頭と身体の衰えを感じるようになり、自信を徐々に喪失していったことから、半ば物に頼る形で、自制を保つという、いわば、あてはならない精神状態だったと思います。

自分が上手く字を書けないのは、ペンのせいとでも言うように色々なペンを漁りました。

この状況は、皆さん、色々と感ぜられるところがあると思いますが、家庭をもち、窮屈になった金銭感覚を一気に爆発させたような気がします。

物事には、いいことも、悪いこともあり、何にせよペンにお金を投入すると言う、まぁ、前進ある対応を取ったものですから、結果的には、ペンと向き合う時間が、できたわけです。

不純な動機ではありましたが、高級ペンのなんたるか、その世界は、ちょっとは垣間見ることができました。

そこで(前置きが長すぎ)。

今年度の総括をしたいと思います。

私が7月から入手したペンは以下の物です。
-パーカー ソネット
-カランダッシュ 849
- ファーバーカステル アンビション ペアウッド
- ITOYA コントレイル
- ITOYA Romeo No3
- ファーバーカステル アンビション ココスウッド
- ITOYA No4 革グリップ
- サクラクレパス  ボールサイン 2+1
-  パーカー プリミエ 
- パーカー アーバン ブラック
-  パイロット カスタム ヘリテイジ 4+1
- パーカー ソネット マルチファンクション
- カランダッシュ レマン エボニーブラック
-  カランダッシュ エクリドール 
- ジェットストリーム プライム
- パイロット  ridge 3+1 ブラック エンジンパターン
-  パイロット タイムライン
- パイロット レグノ メープル 
- トンボ  zoom101

ザッとこんなもんだ。自分でも書き出していて、バカかと思う。

まだまだ、購入文具の触りと言ったところだが、その世界を見たわけだ。

結論から言うと。。。

更新を待て。 
続きです。

ペンを選択する要素として、ルックス、機能性、描きやすさがあると思うのですが、人間とは欲張りなもので、どれも満足する品が欲しいと思ってしまいます。

まずはルックスですけれども、私はブラックのラッカー仕上げを推したいと思います。というのも、いくらラグジュアリーなペンを購入したとしても、人前で使用するのが恥ずかしいようでは、実用的ではなく、私もですが、番人が気兼ねなく使用できるという良い点があります。
また、使い込む味としては、木軸もいいのですが、ブラックラッカーも細かな傷が付くことで一定の使用感がでます。よく使ったなーという実感も湧いてきます。

そして何より、その質感が、わたしにはぴったりでした。
例えば、アルミのヘアライン加工されたペンなどは、肌触りは良いのですが、サラサラと滑ります。
 多少のグリップがないと筆記というのはむずかいものです。

次に、機能性ですが、これはどうしても多機能ペンに軍配が上がります。
黒と赤のボールペンとシャープペンを組み合わせた2+1や、何色もの色を入れ替えることができるペンは、本当に魅力的です。

そして、最後に、描きやすさですがこれにはいくつかの要因があると考えています。
❶ペン先の遊び
❷軸の太さ
❸軸の材質
❹ペンの重心
❺ペンの重さ
❻インクのフィーリング

❶に関しては、極力少ないものを選ぶべきです。パーカーのソネットを使用した時に最も感動したのがペン先の遊びの無さでした。我慢できないほど、遊びがあるものとして、パイロット製品が挙げられます。ペンの角度を立てて書いても、そのぐらつきを感じました。パイロットのタイムラインは、遊び心のある良い品なのに、凄くガッカリしたのを覚えています。

❷は好みが分かれるところでしょう。標準的には、9mmから12mmになるかと思いますが、結構、持った印象は違うものです。わたしは、9mmだと細いと感じるので、10mmか11mmが最適とおもいます。

❸は、ルックスでも触れましたが、表面のコーティングや材質の話です。手に馴染むということであれば、木製が良いのでしょうが、ファーバーカステル アンビション ペアウッドなどは、手触りとグリップ感は良いのですが、シミ等の扱いが難しいと感じました。おなじみではありますが、ブラックラッカーが一番無難だと感じています。

❹は、手にとって見ないとわからない、非常に難しい問題。ヘリテイジ4+1は、低重心との触れ込みでしたが、いかにも頭がでかく、低重心とは感じませんでした。よく考えれば、多機能ペンのギミックがペンの頭に入っているのですから、あたりまえですよね